上靴のサンプルを手に取って比べて頂きました。
フットケアの日に子供の姿勢・足と靴のお話会を開催いたしました。(平成29年2月10日)
今回の内容は、
- 最近の子供の足と靴事情
- 足と姿勢をチェックしよう
- 上靴の選び方(実際に触って確認)
- 運動会でも速く走れる外靴の選び方
- 集中力を高める足の育て方
最近の子供の足トラブルは主に下記のようなことが多いです。
- 浮き指
- 外反母趾、内反小趾
- 巻き爪
- 偏平足
- 回内足(足首が内くるぶし側に倒れる)※成長過程で変化はあるものの過度に倒れた状態
指の付け根の変形なども小学生のころからあります。
さらに小学校入学前の5歳児について、下記のような研究結果が出ています。
足のトラブルを持っている子供の特徴は、足を使っていないために足が「やわらかく」「筋肉が少ない」「長方形の形をしている」
という未発達の状態がみられます。足が長方形だと左右にぶれやすく、さらに足の指が開かない(自由に動かせない)と余計にバランスを制御しにくい足になっているといえます。
※原田碩三氏(兵庫教育大学名誉教授)の研究より
足のトラブルは小学性頃から増えだし、高校生のなんと7割以上が足のトラブルを抱えています。
少し前のデータになりますので、今ではもっと増加しているのではと思います。子どもたちの平均身長が高くなり、プロポーションが欧米に近くなっています。それとともに足は私たち親世代(30代~40代)よりも細くなっているのですが、運動が不足していて足のアーチ(土踏まずなど)が低下しています。足のアーチが低下すると、地面からの衝撃を受けやすく、ヒザ、股関節、腰、首などに支障をきたしやすくなります。60歳位になった時にどのように差が出るのでしょうか。
※日本教育シューズ協議会調べ (H18-H20児童10,000人調査)
そして、靴の大きさが2センチ以上も大きすぎると急激に足のトラブルが増えます。これは靴の中で足が動いたり、踏ん張ったりすることを毎日繰り返しているからです。想像以上に足に負担がかかっていることが分かります。
※ピッタリサイズとは足の長さにピッタリ同じという意味ではありません!サイズ選びとして「ちょうど良いサイズ」と言う意味で、キチンと「捨て寸も考えてピッタリサイズ」ということです。
※日本教育シューズ協議会調べ (H18-H20児童10,000人調査)
子供の姿勢・足と靴お話会 参加後にご感想を頂きました。
【質問】お子さんの足・靴・姿勢その他何が気になっていましたか?
・靴が足に合っているのか気になっていました。特に冬の靴は重いものが多く、良いと思うものを見つけるのが難しいです。子どもの足にイボができて、病院でとってもらったのですが、数回繰り返しています。完治するのに時間がかかっているので気になっていました。
・子供の足がハンマートゥで最近では口をポカンと開けたままでいることがあり心配していました。
・スリッパみたいな靴を履かせることが多かったので気になっていました。
・足に合う靴が欲しいと思っているがなかなかみつからないです。子どもの足がハンマートゥで、足の裏にタコがあります。サイズの合った靴を履いていたと思っていたのになぜそうなったのか知りたいと思いました。
・高校生の子が巻爪で長いあいだ治療しています。ねこ背で浮き指というのも気になっていました。小学生の子供は足の指が上手く動かせず、足がいつもパンパンにむくんでいます。足首が内側に倒れているので心配しています。
・ねこ背が気になっていました。足の親指が長い子なんで靴のサイズが合わせにくくて困っていました。長さに合わせると幅が合いません。
【質問】今回のお話会を聞いていかがでしたか?
・実際に靴を手に取り、いろんな靴を比較できて、さらに説明を聞いたので靴選びが解かりやすくとても役に立ちました!
・子供の靴の選び方がとても良く分かりました。もう少し早く知りたかったですが・・・これから気を付けて選びたいと思います。
・とっても分かり易くて役に立ちそうです。自分を振り返り外反母趾で歯ぎしり、歯並びの悪さなど当てはまることばかりでした。まずは「姿勢」「靴選び」「お風呂で足もみ」からはじめたいと思います。
・子供が成長してもこまめに足を見てあげようと心に誓いました。疲れやすい、姿勢の悪い子供などはまさに昔の私でした。
・運動会で外靴を選ぶときに絶対NGな靴があるなんてしりませんでした。ヒザを痛めることがあるなんてびっくりしました。
・靴の選び方を具体的に教えて頂きとてもためになりました。足の重要性を知りました。
<村上からのアドバイス>
先ずはお子さんの足を年に2回は測りましょう。
成長過程では1年に一回の買い替えだと足りません。年に2回、春と秋、4月と10月ごろなど時期を見計らって見直しが必要になります。
次に靴の履き方もしっかり指導しましょう。

どうしても分からない場合はサロン美足「子供靴選び相談」も承ります。
お母さまのカウンセリングと一緒にお受けいたします。
サロンにお子様連れでいらしていただいても大丈夫です。
こちらからお問合せ下さい。
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