巻き爪、陥入爪(かんにゅうそう)が増えている
こんにちは。足・靴・歩き方は一体で改善! トータルケアサロン美足の村上陽子です。
ネイルサロンなどで巻き爪矯正と言う看板を目にすることがあると思います。
最近特に目立つようになった気がします。当サロンにも巻き爪が気になるというお客様が多くいらっしゃいます。なぜ巻き爪が増えているのか?それは靴の影響はもちろん、生活環境で足の使い方が変わったせいとも言われています。
パンプスが好きでカッコよく履きたいから痛いのは我慢。
日本で販売されているパンプスやバレエタイプの靴は幅がEやEEなど広い物がほとんどです。しかし実際にはカカトが細い女性が増えているため、カカトが脱げる状態でもそのまま踏ん張って履いていることが多いのです。
また、デザインの華やかさだけで選び、履ければ良いという事だけで選んだ結果、数分履くと痛くなり、それでもデザインやファッションだけで履き続けるという「見た目」重視の時代が影響しています。靴はファッションでもありますが、半分は医療品。
つまり靴はもともと足をケガや衝撃から守るために履いているものであり、足の形が変形したり、足が痛くなるものではありません。足の痛みが継続することでカラダに相当な影響を与えていということを是非知って頂きたいと思います。
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痛くないから大丈夫。
爪は巻いているけれど、痛くないから病院へ行かなくても平気。痛くない方はなかなか病院へ行かず、放置したまま数年ということも珍しくありません。しかし実は放置する時間が長いほど、カラダに不調が出てくるのです。
ここで気を付けて頂きたいのは、糖尿病の方です!何故かと言うと自分では気づかないうちに痛みを感じない足になっていることがあるからです。女性でも糖尿病の方は年々増えており、特に喫煙、飲酒、スイーツ好きの方は下記のような症状がありましたら早急に病院を受信することをオススメします。
巻き爪なんてどうしたら良いか分からない。
巻き爪の形状は様々ですが、丸くなったり、巻いてなくても肉に入り込む陥入爪という状態もあります。どちらも悪化すると、皮膚が黒くなったり、化膿したり、進行すると肉芽腫(赤く腫れ上がる)になり歩行に支障が出てきます。
足が痛いと当然歩き方がおかしくなります。片足を軸にしたりして片方にばかり荷重がかかると、腰痛、ヒザ痛、肩や首がだるくなるなどの症状が出てきます。片足ばかり使うので、悪化がすすむと腰から肩、首にひずみがきて、顔のゆがみになって出てきたりすることもあるのです。実際当サロンのお客様でも、歩き方が原因で左右の目や口角の高さがズレている方もいらっしゃいました。
爪は巻く性質、でも巻かないような仕組みになっている。
もともと爪は三層構造、丸く内側に向いてくるような層になっています。
しかし、足は歩く事、手は使う事で指に圧力がかかり、巻かないようになっている仕組みです。ご自分手のの爪を見てみてください。親指が一番平たくないでしょうか?親指に比べて、薬指、小指は丸みが多いと思います。足も同じで本当は親指が一番平たくなるものなのです。しかし親指が巻爪になってる方が多いとすれば、足指が浮いた歩き方になっている可能性が非常に高いです。
日常「カラダにとって正しい」歩き方をしていないと、体が「それ違うよ」とサインを出してくれているんです。
自然なの歩き方(使い方)をしていなければ不具合がでてきて当然です。足を踏ん張ることにより爪が上から支え、下からの圧力を受けて爪は平らになります。爪が支えないと歩行バランスがとりにくくなるのです。
巻爪は浮き指が原因
巻爪になっている方の多くは靴が足に合っていないため、足の付け根を踏ん張るようにしています。指を上げたまま歩くと足首が硬くなり、ふくらはぎなど全体も硬くなっている方が多いです。足や足首の柔軟性がないため、足裏全体をうまく使えません。足首をきちんと動かし、足裏をしっかり踏みしめることが出来ないと浮き指の状態になり巻爪の原因となります。
60代のお客様の事例
ハイヒールを日常づかいしている期間が長いと、指が下に向かないほど緊張した足になることがあります。見かけはキレイな脚でも巻爪になっていれば親指が上手くつかえていない歩き方だということです。親指は脳下垂体や小脳の脳幹など重要な反射区もあり、「痛くないから」と放置していると体調に影響が出ることがあります。お客様は、非常に疲れやすく腰が張る、気力がわかない、外に出るのが不安という症状で周りが心配するような状態でした。
歩き方が正しくないと、歩くときに踏みしめた衝撃が上手く吸収できずカラダを直撃します。するとその振動はヒザ、股関節、腰、肩首などの関節に連鎖して影響を及ぼします。爪がしっかり働くことでバランスをとり、ふくらはぎが血流を促進し、体中にしっかり栄養が回るのです。血液が隅々まで栄養を運べなければ体のどこかに不具合が発生します。
根本から直すには足と靴と歩き方を一度にケアすることが大切です!