手術以外の改善法とインソール
4話目/5話
靴のことが分かっても足のことは分かりませんでしたので、外反母趾に関する書籍をかなり読みあさりました。
そして自分の足を知るためにレントゲンを撮ってもらおうと、テレビで有名な町田先生の診察を受けることにしました。なんと予約なしで行ったら会計が終わるまで5時間半かかりました。
そこで紹介されたのは、足底板(ドイツ式インソール)でした。提携している靴屋さんを紹介され、三越まで買いに行きました。テレビ番組ではその靴を履いて1ヶ月後には親指と人差し指の間があいて、外反母趾の角度が改善していると放送されていましたので、内履きと外履き用2足購入しました。かなり高額でしたので始めは買うのをためらいましたがそうそう東京へ行けないですし、思い切って購入することにしました。
足底板は一年に一回しか医療補助はでません。約3万円位するので、補助が出ても1万2千円程度の負担があります。まだまだ一般的ではないですね。今でも時々履いてますが、足底板だけでの改善は人により難しいことが分かりました。
自然療法フットケアと出会う
色々調べているうちに、足と靴と歩行はセットで変えていかなくては改善しないという自然療法フットケアを知りました。確かに人によって歩き方のクセがすごくある方もいます。靴の減り方が激しかったり、かかとが外に倒れながら歩いてる女性も見かけます。
この出会いを機に、足が痛いのは靴だけのせいではなく足と歩き方の改善も必要なことが分かりました。自然療法フットケアのカリキュラムを終了すると、実際に営業している先輩に会いに行きました。下北沢で開業されている年下の先輩です。
おだやかで素敵な雰囲気の方。初めてお会いするにもかかわらず、親切にたくさん教えてくださいました。このときにカリキュラムだけでは勉強が足りないことを教えて頂きました。先輩はご主人が整体師ということでとても体について詳しかったのです。話を聞いていくうちに足とカラダ全体のことももっと知らなくてはという気持ちになりました。
官足法で足の反射区療法を知る
そこで試行錯誤しているうちに中国由来の足もみと出会いました。
足もみは色々流派があるのですが、その中で「足の汚れが万病の原因だった」という本の著者、官有謀先生の足もみに興味が湧きました。30年以上も本が売れていて、しかも今の首相のお父様が官先生に揉んでもらっていたからすごい方なのだと思いました。
残念ながら官先生はお亡くなりになっていますが、出版社社長の行本先生が開催している勉強会があることを知り、そこで学ぶことにしました。
官足法の基本は血液循環をよくすること。血液がキレイになれば、病は自然に治癒する。病気の予防も血液をきれいにすること。それには足をもむことである。という単純明快な理論でした。
学んでみると中国由来の学問。陰陽五行。反射区、経絡、ツボというようなお話が出てきます。血液はどのようにカラダを循環しているのか。腎臓や肝臓のはたらきはどうか。病気と反射区の関係、最終的には血液をキレイにすること。それが足もみと分かりました。
官足法は一般人にも分かり易く、とにかく「自分の健康は自分で守る」というポリシーから自分でする足もみ方法を教えて下さっています。反射区についてはもちろんですが、自然と人間との関係も合わせて、非常に幅広く楽しい学びとなりました。勉強ってきりがないですね。
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